普通になれないはずの私が普通になりつつある今日この頃

もう数時間もすれば旅行の身支度をして5時半の電車に乗らなければいけないのに一睡もできないほりこです。気付けば前回の更新から4ヶ月が過ぎようとしています。ほんとに時の流れが早すぎます…

さて、私ごとですが、この4ヶ月の間に新居に引っ越し、そして入籍致しました。最初は実家で家事をほとんどやらなかった私が結婚して家事をこなせるのか、私も周囲も不安しかありませんでしたが、やってみたら意外にもちゃんとできました。(とはいえ食器洗いだけは溜めてしまいがちだけど)

また、前回の記事では退職をご報告しましたが、このたび無事に次の就職先も決まり、派遣社員として事務職にチャレンジすることになりました。ADHDの私に事務職が務まるのか不安はありますが、家事と同じく、やってみたら意外とできるかもしれないので、あまり気を張らずにいたいと思います。(気を張ってもいいことはないのでね…)

この数ヶ月での変化を振り返ってみると、今まで「私は普通になれない」と思い込んでいたものがことごとく覆されているように思います。

ゼクシィのコラムを読んでいると、令和の時代になっても、結婚を機に正社員で働くことを辞めて派遣社員やパートで働く人はけっこう多いらしく、実際に私もその道を選択した1人になりました。

私の場合は前職の職業柄があまりにも結婚生活にそぐわないこととパワハラに耐えきれなかったことが主な退職理由ですが、その後の転職活動で様々な企業に応募し面接を受けましたが、ことごとく落とされました。

前回の転職活動よりも頑張ったし、面接もそんなに悪くなかったと思うものばかりでしたが、結婚とメンタルを崩して退職したことをネガティブに捉えられたのか、とにかく落ち続け、拾ってくれたのが今回就職する派遣会社でした。待遇も良くワークライフバランスも取れそうだったので何も不満はないですが、モヤモヤが残る転職活動となりました。

(今どき、結婚しても働き続けるのが当たり前な時代なのに、パワハラや労働環境が悪くてメンタルを崩して辞めていく人なんてゴロゴロいるのに、それをネガティブに捉えられて落とされるなんてあんまりですよね…)

そんなこんなで、私は結婚して派遣社員として働くという、一般的な女性の人生ルートに乗り始めたのです。

正直ホッとしました。しかし、ADHDの私でもこのルートを選択できたことに安心した反面、「普通になれない=特性を活かして特別な存在になりたい」と思っていたので、結婚という選択をしたことで個性やキャリアを奪われたような気がして虚しい気持ちになりました。

結婚生活は幸せで穏やかで楽しいけど、心のどこかに「結婚していなければキャリアは途絶えなかっただろうか。特別な存在になれたんだろうか」と考えてしまいます。

私の気持ちや家族の応援とは裏腹に、社会にキャリアアップや私自身の個性を許さないと言われているような気がして苦しいです。

少なくとも、私の子どもが生まれて大人になる時代には、こんな理不尽な思いをしなくていいように、そして私自身も社会に押し潰されないように、何か変わっていけたらいいなと思う今日この頃です。

ただの近況報告になってしまいましたが、今日はこの辺で。また気が向いたら更新します。