イベント屋が考える発達障害PRイベント②

みなさんこんにちは!ほりこです。

先日更新した「イベント屋が考える発達障害PRイベント」の第二弾、イベントの内容について考えていこうと思います!よろしければ最後までお付き合いください🙇🏻‍♀️

前回、コアターゲットが「発達障害に興味のない社会人」であったことから開催場所はオープンスペースが適していると言いました。そこからもう一歩踏み込むと「ビジネス街のある主要な駅周辺」が今回の会場に最適だと思います。

では、ビジネス街のある主要駅の様子を少し想像してみてください。通勤や退勤のことが頭にあるので、時間や気持ちに余裕がなさそうな人、多くないですか?私だったらそういう時、ステージイベントやブースでのPRイベントってスルーしちゃうんですよね...(笑)でもティッシュとか、今の季節だったらうちわとか、そういう物配ってたらもらっちゃいます!(笑)もらうだけで時間もそんなかからないし。

そう、ビジネスマンって忙しいんですよね。そういう意味でもサンプリングが一番いいんじゃないかと思います。

でも、いくらティッシュに広告を入れたって使い終わったら捨てられることがほとんど。一番見てほしい広告はあまり注目されません。ですから、捨てられにくいものを配るのがいいと思います。

たとえば、手書きのメッセージとイラスト。手書きってなんとなく捨てにくいのです。もちろんデザインデータを入稿して印刷する方がよりプロっぽいのですが、その分捨てられがちです。でも手書きでメッセージが書かれていたら(しかも直筆だったら)、ちょっと情が届きます。ただしめちゃくちゃ手間がかかるので、時    間の余裕と手間への覚悟が必要です。

デジタルの場合でも人の心を打つPRはできます。ここ最近、ダヴやskⅡなどドキュメンタリーCMが流行っています。誰もが一度は感じたことがある悩みと、その悩みを少し和らげるきっかけをCMが提供するというものです。シンプルだけど生々しいし、「自分ごと」として受け止めやすく、共感してくれる人も多いから拡散されやすい。もちろんすべての人が賛同してくれるわけではないですが、普通の広告よりも印象に残りやすいと思います。

これはあくまで一案ですが「100人の発達障害者、100人の定型発達者(仮題)」と銘打ってポケットティッシュ広告にそれぞれの声を載せる。互いに問いかけ合い、その問いかけに答え合うのもいいかもしれませんね。定型発達者100人、発達障害者100人の協力者が必要ですが、タグを上手く利用し拡散すれば集いやすい人数かと思います。

 

最後に。私が思うPRの大前提について。

私は「PRも会話のひとつ」だと思っています。PRしたい側が一方的に発信してるように見えるけど、必ず受手がいます。ターゲットを絞っているなら、そのターゲットが何を感じているのか、何を思っているのか、まずは知らなければ始まりません。Twitterでは何度も言っていることですが「主催者がやりたいことをやる会は、ただのオフ会」です。PRイベントではありません。

PRする先には必ず相手がいます。そして、その相手に何らかのリアクションをしてほしいからPRするんです。だからこそ、相手に自分の価値観を押し付けるようなやり方は絶対にしてはいけないし、したとしても効果が得にくいかと思います。

発達障害への誤解や偏見と向き合う活動や、発達障害者がよりすごしやすくなるための団体がどんどん活発になっているからこそ、「自分たちの活動の先には相手がいる」「相手を知って初めて本来の活動ができる」ということを再確認した方がいいのかもしれませんね。

 

更新遅くなりましたが、イベント屋が考える発達障害PRイベント、これにて完結でございます!今後、イベントをしたいと考えられている方の参考になれば幸いです。

それでは今日はこれにて!また更新します!