「できないけどやる」の一択。
どうも。ほりこです。
昨日仕事の本番初日が終わりまして、ホッとすると同時にものすごい疲れました。
本番終了後、上司(ADHDのことは告白済み)からのフィードバックがあり、一言、こう言われました。
「遅い。」
いやもう、その通りすぎて「すみません」としか言えなかったです。
そしてその上司の次のセリフが
「段取りをもっと綺麗にやれ。仕事が早い人はものごとの整理整頓が上手い。それには性格とか血液型とか関係ない。段取りを綺麗にやる人は仕事のQOLも高いし、何でも綺麗にまとまってる。段取りが悪いと何でも雑に見えるし仕事のQOLも低い」
ずっしりきました。納得しかなかったです。上司がどこまで私の障害のことをわかっているのかは知りませんが、きっとネットで調べたりしてどんな障害なのかは理解してると思います。(そういう良い上司なので...)
その上でこう言われてると思うし、「『できない』で終わるな。やれるように方法を考えろ」と暗に言われている気がします。
そうなんですよね。
社会に出たら「ADHDだからできません」で終わっちゃいけないんです。確かに、私が段取りが綺麗にできないのは十中八九ADHDが原因です。でも、世界中のどこを探しても「段取り・片付け・管理」がいらない仕事なんてないです。絶対に。
障害を周知した上で働いていても、一緒に仕事する同僚やクライアントは健常者ですし、健常者のQOLを前提に仕事が振られます。障害者枠については詳しく知りませんが、きっと障害者枠だからってQOLの低い仕事でいいはずないですよね。
だから働こうと思ったら「できないけどやる」しか選択肢はないし、こっちが健常者のQOLに追いつくしかありません。
でもその差を埋めるのってそんなに簡単じゃないです。工夫したからといって一朝一夕で改善されるものではないし、長い期間トライアンドエラーをやり続けてようやく埋まるものです。
となれば、とにかく量をやるしかないし、悠長なことも言ってられないからスピードを上げるしかないんですよね。スピードを上げるにはスキルをつける、知識をつける必要もあります。
発達障害を言い訳にしないっていうのは、この努力をちゃんとやることだと思うんですよね。
文句は言うけどちゃんとやる。「障害があるんだからできなくて当然だ」とわかっていつつも、でもやるんです。
私は、これを「やらない」のは「障害を言い訳にしてる」と思うし、健常者の同僚や上司もそう思って当然だと思うんです。
「やってるけどできない」だったら、健常者の人も助けてくれます。でも「できないからやらない」だったら、健常者の人は助けてくれないです。
「できないからやらない」と言ってるうちは「甘えるな」って言われても仕方ないと私は思います。
大事なのは「できるかどうか」じゃなくて、「やろうとするかどうか」「やってみたかどうか」「やれるようになるだけの努力をしたかどうか」ですよね。
私の上司は私が頑張ってできなかった時は怒らないし、むしろ助けてくれます。でも私が努力しなかったらめちゃくちゃ厳しく叱られるし、冷たくあしらわれます。(でもちゃんと「こうすべきだった」と正解も教えてくれます。超いい上司です、本当に。)
今、私は本当に心から尊敬する上司に出会えたし、その上司の下で仕事できるうちに、もっとできることを増やしたいと思っています。
そのためにいろいろ思考錯誤してます。
そうやって努力しようとしてる自分の方が、努力をしようとしない自分よりも、私はずっと好きです。
今日はこの辺で失礼しますね。
では、良い週末を。